自己紹介
komosyu
本日はよろしくお願いします!
それでは、さっそく自己紹介からお願いします。
TOMOさん
簡単に紹介すると、今は株式会社Flowzっていう会社を3 ~ 4年前ぐらいに作ったんですけど、ここでは大きく2つの事業をやっています。
1つが デザインコンサルですね。
SaaS系のデザインだったりとか、新規事業開発のサービスデザインだったりとかっていうところをメインでやらせていただいたりとか、あとは開発っていうところも踏まえてPMとして入ったりみたいなところを幅広くさせていただいております。
で、もう1つがSaaSのプロダクトっていうところで、会議とかの録画、録音っていうところと、 あとは、それを文字起こししてAIで解析できるみたいなツールを作っているような感じになっています。
それまでは元々、CONCENTっていうデザインファームの方にいまして。
そこでサービスデザインをさせていただいていて、その後は医療系のスタートアップですね。
ちょっとキャリアとしては不思議なんですけどオンライン診療の分野で。
最近オンライン診療だと皆さんよくやってると思うのですが、2019年とかって、まだオンライン診療自体が保険がつかなかったので、あんまりお医者さんがお金稼げないみたいな状態でしたが、コロナ前にこのオンライン診療っていうところを、医師会とかも含めてやった方がいいんじゃないか?っていう話が出てきました。
それに対して、オンライン診療できるサービスを立ち上げようとした会社に転職しまして、そこでサービスの立ち上げだったりとか開発のディレクションをやっていくような形になっています。
で、その後のSansanっていう名刺管理の会社でUIデザイナーとして働いて、その後独立して今に至っていな感じですね。
これまでのキャリア
komosyu
ありがとうございます。
では、最初は新卒からCONCENTに入られたんですか?
TOMOさん
そうですね。
すごい裏話ですけど、新卒の時は3 ~ 4人の制作会社に入って、もう本当にマンションの一室で働いてました。
komosyu
そうだったんですね。
TOMOさん
でやっていて、CONCENTって今はわかんないですけど、その時って美大出身者しかほぼ入れなかったんですよ。
でも、自分はずっと高専で、どちらかというと脳波の研究だったりとかをしてたので、いや、これは入れないなと思って、最初は実はアルバイトで入ってたんですよ。
そこから仕事させていただけるようになって、サービスデザインっていうところの領域を担当させていただく形でCONCENTに入った感じです。
高専時代
komosyu
なるほど。
じゃあ最初は高専にいらっしゃったんですね。
そこで学ばれた脳波とかっていうのはどういう部類・学部になるんですか?
TOMOさん
そこの学科自体は情報デザインっていう領域で、今だとITみたいなところは標準化されて皆さん勉強は当たり前にするようになったと思うんですけど、 その学科自体はプロダクトデザインって言われる家具のデザインとか、その問題解決みたいなところと、 あとはプログラミングとか情報に関わるところやネットワークだったりとかに関わることを勉強できる学科がありました。
そこに入って、その中でもデジタル信号処理っていう分野を勉強させてもらっていました。
komosyu
すごいですね。
それを中学校の時にそういうことやりたいって思って入るわけですよね?
TOMOさん
中学校の時は親が家の建築士だったんですよ。
で、親が家を作るなら自分は家具を作ろうと。
で、入ったんですけど、プロダクトデザインの先生がちょっと怖すぎたのでプロダクトデザインの方はやめて、IT系に走ったっていう流れですね。
komosyu
なるほど、情報の専攻みたいな感じだったんですか?
TOMOさん
そうですね。
それこそ古くさいですけど、C言語とかJavaとかパソコンの仕組みとかネットワークの仕組みみたいなところの勉強をしていました。
komosyu
なるほど。
そこで高専って5年間ですか?
TOMOさん
はい。
これにプラスで院みたいなところが2年間あってので計7年間になりますね。
komosyu
7年だと、じゃあ大体大学ぐらいと同じぐらいですかね。
そこで、C言語とかプログラミング的なことをやっていて、そこから制作会社に行かれたのはどういった経緯だったんですか?
デザイン思考との出会い
TOMOさん
そうですね。
元々制作会社をやりたいっていうよりかは、今だと一般的になってきたという感じはしますが2013年ごろはUXってワードは本当少し出てたぐらいで、デザイン思考みたいなワードが少しずつ出てきてた時代だったけど、「デザイン志向ってそもそも何?」っていう体系化された情報みたいなところは全く日本にはなかったんですよね。
海外にはたくさんあったんですけど。
デザイン志向を学んでいる時に、そのキーワードとしてよく出てきていたのが、様々な職種の方々がカオスな状況の中で問題解決に取り組むっていうキーワードだけがわかっていたので、それができるようになるにはどうやったらいいんだろうって考えた時に、実はインターンに人材系の事業会社で新規事業させていただいていて様々な職種の方と絡むので、それがデザイン思考なんじゃないか?と思い取り組んでたんですけど、今考えてみると考え浅かったなと。
それで、改めてデザインって、そもそもデザイン思考のデザインと言われてるぐらいなので、デザインを勉強した方がいいかなっていうところで制作会社に入ったというところで、実はプログラミングとかは全く関係なくやり始めてたっていうような感じですね。
komosyu
そのデザイン思考の出会いにとしては高専で少し触れられたりしてたんですか?
TOMOさん
新卒でWeb制作会社へ
komosyu
なるほど。
それでインターン中に事業開発的なところに取り組まれていて、その後新卒で入られたWeb制作会社の方はもうどういう風に見つけられたんですか?
TOMOさん
人材系の時の営業マンの人が作った会社だったんですよ。
なので、創業して1 ~ 2年のところに新卒で入ったので、別に体系的に教えてもらうとかはなかったんですけど、 そこで一旦勉強してっていう感じです。
komosyu
そこでWebデザインは何年ぐらいやられたんですか?
TOMOさん
2年半とかですね。
そこからフリーランスを経てCONCENTに入ったっていう感じです。
komosyu
なるほど、その2年半の間はWebデザインはあまり経験がない中で。
この仕事を始めてみて最初の感触というか、これ自分結構向いてるなっていう感覚とかはあったんですか?
TOMOさん
全くなかったですね。
Webのクリエイティブはなんでも作るようになってたんですけど、Web以外にも動画、フライヤー、チラシとか、よくある制作会社のケースかなとは思うんですが。
動画は没頭して作るのが楽しかったので問題なかったんですけど、あんまりクリエイティブで引き付けられるデザインみたいなところとかは全然できなくて。
相手の表現に対して、ちゃんとそのフィットした表現、それをもしくは乗り越える表現みたいなところが、どうしても独りよがりになるところなとは思いつつも、稼ぎ口ではあったのでずっとやってたっていうような感じです。
フリーランスとして独立
komosyu
なるほど。
そこで2年半、幅広く経験されてフリーランスになろうっていうとこだと思うんですけど、独立してみようと思ったきっかけみたいなのって何かあったんですか?
TOMOさん
そうですね、会社創業して2 ~ 3年目のところに入ってるので「なんか会社でやってることって、自分1人できるな」と思ったっていうのがありました。
ただ、開発はできないってわかってたんで、 最低限WordPressとかHTML・CSSのコーディングできるようにとかっていうところはありましたけど。
komosyu
実際に独立してフリーランスの期間はどのくらいだったんですか?
TOMOさん
フリーランスとしては2年ぐらいでした。
その半分はCONCENTのアルバイトと 両立しながらやってた状況でした。
komosyu
なるほど。
フリーランスの時はどういう感じで営業してたりするんですか?
お客さんの獲得とかは。
TOMOさん
今だとそれこそフリーランス向けの求人サイトか求職サイトみたいなとか大量にあると思うんですけど、 その時あんまりなくてITPRO PARTERSさんとかはその時からもあったんですけど、そんなに知らなかったので、 それこそ制作会社の時に知り合った営業会社の人からLPの案件とかをもらってやるみたいな。
制作件数がめちゃくちゃ多かったので、色々作らせていただいてたっていうのはありましたね。
komosyu
それで実際にやってみて結構稼げるなとかって手応えは最初からありましたか?
TOMOさん
そうですね。
今だともうちょっと単価とかも高くなってくんだろうなと思うんですけど、1本15万とかで月3本作れば安定するし、1本大きめのサイズとかもくればもうちょっと稼げるなと思った一方で、1番最初に話していたデザイン思考のことをやりたいっていうとこはずっと変わらなかった。
で、これLPの制作はデザイン思考か?みたいな話で言われると、本当か?というと思って。
当時1番サービスデザインとかデザイン思考みたいなところで、1番有名な会社ってどこだろうって調べて、お金じゃなくてCONCENTの方に行って勉強し始めたっていうような感じです。
デザイン思考を学べくCONCENTへ
komosyu
CONCENTではどのようなお仕事をされていたんですか?
働き方としてはマンツーマンで先輩とかと一緒に付き添ってもらって仕事するみたいなイメージでしょうか?
TOMOさん
仕事内容としては実際に本当にサービスデザインのクリエイティブとか新規事業のところのデザインをさせてもらっていました。
働き方としては他のチームの人と一緒に付き添ってもらいながらやっていたっていう感じですね。
ただ、基本的には自分もその新規事業のところで、他のメンバーと先輩方とアサインされて、そこで知り合った人と実は今の会社作ってるっていうところですね。
その時からずっと先輩でイ・ジェホっていう韓国の人なんですけど、その時に厳しく指導されて、その人の知見だったりとか、 考え方みたいなところを、インプットしながらやってたっていうような感じでした。
komosyu
師弟関係みたいでいいですね!
そこからCONCENTでの業務委託的な働き方はどのくらいだったんですか?
TOMOさん
そうですね、そこを合わせて半年ぐらいなのでアルバイト含めて約2年ぐらいで。
そこから医療系のスタートアップに入ったっていうような感じですね。
医療系スタートアップにも、そのデザイナー上司とあと他のもう1人の上司がいたんですけど、3人で転職したというか、そっちに入ったっていうような形になりました。
komosyu
なるほど。
そのCONCENTの時代には自分が求めたよういたようなデザイン思考は掴めましたか?
TOMOさん
そうですね。
CONCENTのタイミングで、サービスデザインっていう領域をどういったものなのかっていうところが把握できて、 サービスデザインっていう、サービスの対象がどこなのかによって文脈が変わるんだろうなっていうのは、すごい感じたタイミングでもあったなとは思いました。
海外の事例とかで言えば、サービスデザインっていうと意外と行政だったりとか、町の仕組みだったりとか、そういったところを、その住居者の方だったりを巻き込んで、どうサービス開発をしていくかみたいなところのお話が実は多かったりするんですけど、 ただ、その医療系のスタートアップに入ったのは事業を作るみたいなところにやっぱり興味があったので、自分の興味があるサービスの対象っていうのは事業・ビジネスの方なんだろうなっていうのを感じたのは医療系のスタートタイミングだったかなとは思います。
医療系スタートアップで立ち上げからサービスデザイン
komosyu
なるほど。
そうやって働いていくうちに関心が変わっての転職のタイミングだったんですね!
医療系のスタートアップの会社へはご縁があったというか、お知り合いの方がいらっしゃったりしたところで立ち上げから携わられたような形なんでしょうか?
TOMOさん
はい。
もともと知り合いがいて入ったって感じですね。
まだサービス自体はなかったので「オンライン診療ってそもそも何?」みたいな話のところから、 「オンラインで診療はできるんだろうけど、どんな体験?」といったところで、体験設計のところから一緒にやらせていただいたっていう流れでした。
komosyu
なるほど。
実際の事業の立ち上げから成長させていくところまで携わるようなお仕事ですね!
TOMOさん
はい。
ターゲットがお医者さんだったりするのでお医者さんが使えるようにっていうところで、0から所属している間に2000クリニックとかまで伸ばすことができました!
komosyu
CONCENTでクライアントの方とお仕事する時と、自社でサービスをやる時とでどういった違いがありましたか?
TOMOさん
そうですね、全然個人的には違うかなとは思ってます。
何が違うかと聞かれると、 今は制作会社兼事業会社としてやっていたりしますけど、制作会社の時って基本的にはクライアント側が意思決定してくれるので、あんまり苦労しないというか、 意思決定に対して自分たちがその意思決定をしやすい状況を作ってくっていって、あとは判断を任せるっていうのが基本的です。
自社でやる場合は、やっぱりスタートアップの最初の立ち上げ段階で小さい会社の中で役割を与えられているわけではないので、自分で役割を作りに行くっていうところと、あとは事業も1 ~ 2年で終わるプロジェクトであれば全然いいんですけど、 何十年と続くことを見越して作らなければならないので、 そういったところで先読みしてやるみたいなところは全然違うかなっていうのは、すごい感じました。
komosyu
医療系スタートアップの会社はデザインに強みを持つCONCENT出身の方が入られてたってことは、結構デザイン主導やってこうっていう感じだったんですか?
TOMOさん
そうですね。
CDOもその時いてっていう形ではありました。
ただ、やっぱり途中開発が強くなったりとかっていうのはもちろんありましたけど、 基本的にはデザイナーが仕様も考えるっていう、あんまりその時はないようなやり方ですね。
それを考えて設計をして、その上で開発上はこうすべきだよねっていうところのフローだったりとか体制作りのところを途中からデザイナーの指導でやっていた感じでした。
komosyu
そうですね。
私も今スタートアップにいて、やっぱりリソース少なかったりすると、エンジニアがとりあえず動くもの作ってみようみたいなノリで動くことがよくあるから、デザイナー主体で行けるのってすごいなって思いました!
TOMOさん
そうですね。
1度実は開発側がデモを作ったんですけど、うちの先輩が「許せない」ってなって作り直してくれみたいなことはありましたね笑
komosyu
やっぱりスタートアップとかだと、スピード感が結構求められるイメージなんですけど、デザインも作り込んで、そこから開発に渡してプロスタイプ作るみたいな流れだったんですか?
TOMOさん
それで言うと、ある種ウォーターフォールに近かったです。
デザイナー側が設計をして、それを開発に渡して実装してくるっていうような形であったんですけど、そのサービス企画から実際にリリースまで全部立ち上げましたね。
医療機関側と患者さん側どちらも使えるようにする必要があるので、管理画面とアプリケーション設計っていうところも踏まえて、3 ~ 4か月程度でやってました。
で、デザイン側はクオリティ下げるかというと、正直下げずに、ちゃんと拡張性があるデザインにして、汎用性もあるようにしつつ、しっかりと設計をした上で渡せるようにスピード感を持ってやっていました。
komosyu
なるほどですね。
お客さんとのやり取りだったり、開発とのやり取りだったりっていうので、主導権を持つというか、 できるタスクを増やすことでデザイン側の主導権を増やしていく感じなんですか?
TOMOさん
どちらかというと、この日までにリリースしたいというゴールがあったのと、 これまでのプロジェクトとかで、デザイナーがデザインしたことによってこれだけいいものができるっていう会社としての成功体験があったので、そういった意味でチャレンジングにやらせてもらったというのはあったかなと思いますね。
komosyu
実力で黙らせるっていうやつですね笑
TOMOさん
代表のイが開発もできる方なので、何が作れて何が作れないかっていうところを踏まえて設計もできちゃうので、そういった意味ではフィジビリティの確認がほぼいらなかったです。
で、プラス手のスピードだったりとか効率化ができたので、この成功事例がやっぱり大きくて安倍総理に対してプレゼンしたりできるプロダクトだったので、その成功体験からどんどんやりやすくできたっていうのはありますね。
komosyu
たしかに、その実績というか成功体験があれば従わざるを得ないですよね!
そこで自分がある程度満足するところまでプロダクト成長させられて、転職されたっていう流れなんですか?
TOMOさん
そうですね。
部署移動があるタイミングで、自分もデザイナーから実は途中からディレクターとして、開発側のリソース管理だったり、要件定義だったり、要件の整備だったりをやっていたんです。
で、体制が変わってビジネスサイドの方に行かなきゃいけないタイミングで、そろそろ一旦やめようと決めました。
komosyu
組織体制の変更がきっかけだったんですね。
その組織自体はスタートから3年が経って何人から何人ぐらいになったんですか?
TOMOさん
元々10人ぐらいだった会社が辞める前後の時は100名まで増えました。
komosyu
すごいですね!!
じゃあ、組織にいる中でTOMOさん自身もデザインマネージャーなどに変わってったりしたんですか?
TOMOさん
はい。
デザインマネージャーの方は別にいたので、元々開発部的にはデザイナーとエンジニアだけだったんですけど、そこからQAだったりとか、デザイナーもブランディング側とUI設計側に分かれてプロダクトデザイン側に分かれていって、ディレクションする役割が必要だよねとなった時のプロダクトオーナーが先ほどのイだったので、プロダクトオーナーが進めやすいようにするためには、自分が下にいた方がいいっていうところでディレクターとしてちょうど1年やって、開発側とデザイナー側の要件の整理や進捗管理っていうところをメインで扱っていました。
komosyu
なるほど。
組織が大きくなっていくのって私は経験したことないんですけど、どういう感じですか?
ワクワクよりも戸惑いみたいな方が大きいんですかね。
TOMOさん
ワクワクは別にそこまでなくて、やることやるだけみたいな感じだったので、そんなに変わんなかったんですけど、 いい意味で言えばキャパが増えるので、そういった意味では制御しきれる領域じゃなくなったんだみたいなところは面白く見てました。
一方で、組織化していくので、100人ぐらいになってくると、元々は同じチームとして全員でやってるような形から役割分担してみたいなところが、どうしても発生してくるので、そこの差分には戸惑った部分はありましたね。
あとは投資とかもたくさんその時は入ってたので、投資ってスタータップでよくありますけど、投資=金稼いだわけじゃないじゃないですか。
で、投資が入ったら売り上げが上がったかのように会社の雰囲気が変わってったっていうのは見てて面白かったなと思います。
komosyu
はい、なるほど。
投資を受けるとちょっと安心みたいなとこがあるんですかね。
TOMOさん
そうですね。
全く安心じゃないんですけど、何億投資受けましたとか、最大その時は20億ぐらいまでですけど、そこまで想像ができない金額が入ってくると、 やっぱり見た目変わるんだろうなっていうのは、なるほど、働いている側も思ったりはしますよね。
スタートアップから上場企業Sansanへ
komosyu
ありがとうございます。
そこで3年ぐらい勤められてて、次がSansanに行かれるんですよね。
転職される際に会社を選んだ理由みたいなのは何かあったんですか?
TOMOさん
これまではずっと小さい会社にいたんですよ。
なので、 1つの組織で大きく作るところはまだいなくて、制作会社の3人、 CONCENTもチーム自体は20人ぐらい、医療系スタートアップでは最大100人ってなった時にSansanだと全然規模が違う組織形態で、自分が前職の100人くらいの時にディレクションをこういう風にやってたのであれば、大きい会社で成功してる会社はどういう風に回してんだろう?っていうところに興味を持って、色んな会社話は聞いてたんですけど、Sansanにしようかなっていうところで入ったっていう感じですね。
komosyu
それもまたこれまでと同じような紹介みたいな感じだったんですか?
TOMOさん
僕はもうエージェント使いました。
今もうないかもしれないですけどデザイナードラフト(終了してた)で知り合ったという流れでした。
komosyu
今だとReDesignerっていうGoodpatchのやつがありますけど、当時もあったんですね。
TOMOさん
そうですね。
そこから選んで年収いくらかも出してくれるんで給料上がるしいいかなということで選びました。
komosyu
結構大きめの会社で見てたということで、給料面的にはやっぱり条件のいいところが多かったですか?
TOMOさん
そうですね。
条件のいいところが多かったのに加えて、それこそ前職のイの動きを見てたので、どちらかというとマネージャー職につきたいなとは思ってはいたんですけど、 今で言えばCDOみたいなところとかデザインマネージャーみたいなポジションになれる組織に行った方がいいんじゃないかというところの視点もあったんですけど、そこまで行くにはまだ早い状況だと感じていて。
1度学びに行くって意味でSansanに入ったという感じです。
komosyu
イさんに憧れてというか、デザインマネージャーとか CDOを経験してみたいなって思われたのは、どういった動きを見て思われたんですか?
TOMOさん
そうですね。
イがすごいというよりかは、やはり自分の権限というか、役割、スキルセットを増やしたいのに加えて、1番最初に話してたデザイン思考を考えた時に、 マネージャークラスとかビジネスサイドがわかる人じゃないと、そもそもコミュニケーション設計ができないだろうなと思っていたので、それはUIデザインだと正直到達が難しいって考えていたので、そういった意味では、そこの領域まで行かないと自分がしたいデザインはできないんだろうなと。
komosyu
なるほど。
影響力というか権限みたいなところなんですね。
それで最初はUIデザイナーとして入られたんですか?
TOMOさん
そうですね。
Sansanの方はずっとUIデザイナーとして最終的にはやっていました。
komosyu
そこでは実際に大きい組織に入ってやってみたいなというお考えで入られたと思うんですけど、実際に入ってみて、これまで小さい組織でやってきたこととのギャップというか印象はどうでしたか?
TOMOさん
そうですね。
やっぱ仕組みはすごい整ってるなっていうのは感じました。
なので、実はSansan自体は2年ぐらいいたんですけど、 残業時間がトータルで30時間もいってないんですよね。
komosyu
ホワイトですね…
TOMOさん
はい。
他の人もみんな頑張ってたと思うんですけど、やることやって帰ろうみたいな感じでやってたんで。
組織の体制だったりとか、福利厚生とかすごいかったですね。
デザイナーもやっぱり最初からいるので、そんなに最初から入って違和感があるみたいなとこはそこまで多くなかったです。
komosyu
なるほど。
働き方としては、いろんなプロダクトを担当するんですか?
それとも1つのプロダクトを長くやる感じなんですか?
TOMOさん
そうですね。
1つのプロダクトを長く、そして様々な機能をやるっていうような感じでしたね。
なので、自分はtoB向けのSansanっていうプロダクトをずっと担当させていただいていた感じでした。
komosyu
なるほど。
私は今1人でデザインしてるんですけど、大きい会社で複数のデザイナーがいる場合って、どういう風にお仕事を進められるんですか?
TOMOさん
そうですね。
機能ごとにやるケースが多いです。
ただ、機能ごとと言っても1つのプロダクトなので、関連性が出てきちゃうこともあるんですよね。
例えば、AからBの機能に対してアプローチが入ってしまう。
権限が変わったから、ここも反映しなきゃいけないっていうところは、随時コミュニケーションしながらっていう感じではありました。
なので、 基本的にはPMと一緒に動くっていうような感じなんですけど、その整合性を取るみたいなところだと、デザイナーとコミュニケーションしながらやるみたいなところがよくありました。
安定した上場企業から独立へ
komosyu
すごい残業時間短くてホワイトな環境だったと思うんですが、次はそこから出ては独立されたのはなんでだったんですか?
TOMOさん
そうですね、組織としてもちろん嫌なことは0ではなかったんですけど、そのままいれば楽な生活が遅れたなとは思いました。
言われた業務に対して自分のやりたいようにアプローチができるって意味ではすごいいい環境だったなと思います。
むしろ変なこと考えなければずっといたんじゃないかなと思いました。
ただ、自分出身が山形の方なんですけどね。
地方の方って、どちらかというと大きな会社に所属するよりも工務店の経営者だったりとか、そんなに大きい会社じゃないんですけど社長が多くて、社長さんって1番苦しいですけど、自由が多いじゃないですか。
自分で意思決定ができるって意味で、 もし自分が子供が生まれたりとかした時にどういう背中見せたいかなって考えて、会社員ではないなってところで、それを子供が生まれるタイミングで妻にったら絶対に怒られるので笑
それで逆算して、結婚したタイミングするぐらいで会社を作ったっていうところと、大きい会社よりも自分で小さい会社でもしっかりとバリュー出してやれる方がいいのと、あとは事業を作りたいっていうところもあったので、 安定的な職場よりチャレンジしようかなっていうところで独立することになりました。
komosyu
なるほど。
奥様はなんておっしゃってましたか?
TOMOさん
金稼げばオッケーって笑
komosyu
そうなんですね笑
イさんと一緒に会社を作られたわけじゃないですか。
医療系スタートアップからはTOMOさんはSansanに入ってから分かれて別々の会社にいて、そこからTOMOさんが起業したいんですけどってことで一緒にやる流れになったんですか?
TOMOさん
実は医療系のタイミングでもうその話はちょっとしてたんですよね。
ただ、ちょっと体調の面でイが休職したところもあったので、なんか休職してる時間は暇だなと思ったので、一旦転職しようということに。
で、お互いにある程度稼げるもなってきたし、自分の実力もついてきたし、ある程度動けて、ちょうど少しフリーもやりながら、独立してっていう感じで、 お互い何かあって潰れても別に大丈夫っていうところもありました。
komosyu
なるほど。
それで独立するってなって、最初はどういう会社をやろうっていうお話をされたんですか?
TOMOさん
売り上げがすぐ立ちやすいものって考えると制作会社系だと思うので、そういったところからまずやろうっていうところでやり始めました。
で、やっぱり事業作りたいよねっていうので、サービスも作ってるっていうような流れになります。
komosyu
最初はじゃあ受託のお仕事から入られたんですね。
結構その最初独立してからは安定的に売り上げだったりは立ちましたか?
TOMOさん
そうですね。
会社作るまで3 ~ 4ヶ月ぐらいはフリーだったんですよ。
で、その時にUIデザイナーとしていろんな会社に入らせてもらっていたので、そのまま会社になった時に会社に法人成りしたことを伝えていった感じで、まずは最初に案件が0の状態からではなかったですね。
komosyu
なるほど。
フリーランス時代のお仕事とかもお知り合いとか仕事の繋がりとかからお話もらうって形だったんですね。
TOMOさん
はい。
それこそ自分の周りはもうCONCENTもそうですけど、UIデザイナーって今少ないじゃないですか。で、それに加えてSaaSの経験があって、スタートアップの経験もある人って、そもそも母数としていない状況かなと思ったので、案件に困ることはありませんでしたね。
komosyu
ありがとうございます。
今は起業してからは何年ぐらい経ちましたか?
TOMOさん
そうですね、2021年からなので今4期目ですね。
初の自社プロダクトParrotを開発
komosyu
最初の自社プロダクト作るってなったのはAIの議事録のParrotですか?
TOMOさん
そうですね。
元々、最近話題の生成AIみたいなところは話としてなかったんですよね。
売り始めた時には。
イが韓国出身なので、時々仕事で日本語が早くぺちゃくちゃ喋るコンサルの人とかって多いじゃないですか。
そういう時に言語能力的に厳しかったりするケースもあったりとか。
あとはUXリサーチ。
自分がそのリサーチやってる時に、全ての発話を文字起こしして、その感情だったりとかアクションだったりとかっていうのを分類したりみたいなことやってたんですけど、 1本の1時間動画書き起こすのに何十時間かかるとかってことがあって、もうこれは疲れるなみたいなことがあって、そこは最近AWSとかいろんなところでAIが使えるんだよねという話が上がったので、それを踏まえて作ってみようかっていうところがトリガーになって、サービス開発し始めたっていうような流れになります。
komosyu
なるほど。
じゃあ自分たちの課題を解決できるものを作ってみようってことだったんですね。
TOMOさん
そうですね。
本当に自分たちが使えるようにしたいねっていうところから作り始めてる感じですね。
komosyu
それは解像度が高いというか、自分たちの困り事を解決できるから集中して細かく見れていいですね!
TOMOさん
そうですね。
ただ一方で、生成AIが出てきちゃったので一気に文脈が変わりましたね。
元々はUXリサーチのために使えるみたいなところを想定していたものの、基本的に発話した文字に対してのアプローチができるわけじゃないですか。って考えるとより幅が広がるなみたいな。
で、自分みたいなリサーチャーだけじゃなくて、営業マンだったりとか。
ある種バーティカルじゃなくてホリゾンタルというか、幅広く提供できるなと思い始めたので、そっちに舵を切りながら試行錯誤してるって感じですね。
komosyu
ありがとうございます。
今、3人で会社をやられてるじゃないですか。
プロダクトを売っていくにあたって、営業とかマーケティング的なところはどうされてるんですか?
TOMOさん
業務委託の方、パートナーの方を入れたりしながらですね。
理想はそれこそ投資してもらって採用してというスタートアップとかでよくある動きだと思うですけど、 ただ投資を入れてしまうと意思決定がそっちに負ける可能性もあるので。
なので、一旦は本業というかクライアントワークっていうところで土台を作りながらやってるので、小規模でやってるところですね。
komosyu
なるほど。
業務委託の方の営業とかマーケティングで契約は取れたりしますか?
TOMOさん
実は個人向けのプランとしては少しずつ入ってたんですけど、法人向けプランみたいなところ、まだ始まったばっかりの状況で、 今からどう売っていくかみたいなところで、それに加えてちょうど来月ぐらいにリニューアルをしようとしているので、 それ以降、より注力しながらやっていくような感じになるかなとは思いますね。
komosyu
なるほど。
ありがとうございます。
UXリサーチとかに使えるのもおもしろいですよね。
TOMOさん
ですね。
元々、今はちょっと表現変わったんですけど、Dovetailっていうサービスがアメリカにあって、、それ自体はユーザーインサイト解析プラットフォームみたいな感じで。
そこが基点になっているので、そこに近いUIとか機能にしつつも、最近はやっぱりちょっとホリゾンタルにしていっているような感じです。
komosyu
なるほど。
AIで私が今インタビュー文字起こしで使っているようなLINEのCLOVA Noteとかがある中で、自分たちとに似てるなと思うようなことはありますか?
TOMOさん
ですね。
議事録という文脈では多いと思います。
TeamsとかAI議事録さんとか色々ある中で、 どう特徴を出していくかっていうところはやっぱり考えつつ作ってるような状況ですね。
うちのサービスの説明になっちゃいますけど、MacアプリとWindowsアプリで提供させていただいてて、レコーディングって押すと相手に通知が行かずにレコードができて文字起こしできるので、 例えばクライアントワークの時の要件整理だったりとか、あと商談時の営業みたいなところで使えるツールになっています。
そこら辺はやっぱりTeamsと連携してMeetsと連携してみたいな形なんですけど、ツール依存が全くないので、拡張性を持った設計で頑張ってるとこですね。
構想中のUIデザイナー教育サービス
komosyu
なるほど。
いいですね。
今、その文字起こしのParrotと、他には何か開発されてたりするんですか?
TOMOさん
教育系のサービスとかは実はやってみたいなと思ってはいるんですけど。
それこそUIデザイナーさんがそもそも多くない状況の中で、今後奪い合いになるじゃないですか?
で、うちの特徴として、じゃあUIデザインする時に「なんでこうしたんですか?」って言われた時に、全て答えられるように準備はしてるんですよ。
それは心理学的なところもそうですし、それこそX(Twitter)の記事とかああいう風に調査してる意図にもなるんですけど、 お客さんから「なんでこうしたの?」って聞かれた時に説明できないデザインと、顧客がこういう風に動くからっていう仮説がないデザインはよくないので、そこが説明できるようにしています。
なので、メンバーが「これどうしたらいいですかね?」っていう時も全部言語化して伝えるようにはしていて。
何がダメかっていうのを明確に伝えるっていう教育方針なんですけど、そこが例えば天気のプロダクトのデザイナーさんに対しても全然できるなと思ってるので、 むしろUIデザイン、特にtoBができる人が少ないのであれば、教育をしながらやってった方がいいかなっていうので、いつかいつかって言ってもう2年経ってるっていう…笑
komosyu
結構前から考えられてるんですね。
TOMOさん
そうですね。
新規事業はそのAIの文字起こしのサービスを考える前には、実は教育系やろうかみたいな話も出てたぐらい興味あったんですけど。
komosyu
いいですね!
あったらぜひ入りたいです!!
TOMOさん
本当ですか?
うちなんか軍隊みたいなんですよ笑
komosyu
本当ですか笑
厳しいんですね。
TOMOさん
厳しいというよりかは素直に言ってるので、ゴールが合っていればお互いやりやすそうな感じはしますね。
komosyu
教育系で言うと、今あるようなBONOみたいな感じの動画でやるようなものか、 別の形なのかっていうとこまではあんまりまだ考えられていないですか?
TOMOさん
そうですね、BONOみたいな形でやるのも全然ありだな。
むしろすごいなと。
あれだけコンテンツを作ってるというのは。
あと、Daily UIとかもありますけど、どちらかというとワンシーンを切り取ってる状況になっちゃってるのはよくないかなていうのは思っていて。
このビジネスをこういう風に成長させたくて、顧客に対してはこういう体験を提供したくて、このフェーズではどういうものを提供したいからこそ、この画面になってるみたいな文脈が必要だと思うんですけど、この文脈もなく画面だけデザインしてしまうと、それは本当にいいデザインなのか誰も判断できないと思ってるので、たしかにそういったところのある種ビジネス創造×デザインみたいなところはちょっとチャレンジしていきたいかなと思ってるようなところですね。
komosyu
それはめちゃめちゃいいですね。
ちょっとできたら教えてください!
TOMOさん
そういう視点が増えてから一気に変わります。
デザインの説明するときのクオリティと相手からの評価が格段に変わったなっているのはありますね。
komosyu
そうですよね。
納得感が全然違いますよね。
TOMOさん
将来的にこのデザインを作った結果、コストになって、拡張するにはこういうコストが発生し得るから、これはあなたたちのお金のコストを増やしているし、ユーザーにも使ってもらわない可能性があるっていうのを、 数字の目線と実際ユーザビリティの目線どっちのバランスも取れるように考えられるっていうのは、toBのデザイナーだと必須になってくるのかなと思ったりしています。
ただ、どんなカリキュラムにするのか全くイメージついてないんですけど。
komosyu
そうですよね。
たしかに人口自体そんなにやっぱり多くない職種だし、集客とかは簡単じゃないないイメージはありますよね。
TOMOさん
そうですね。
なので、実はデザイナーじゃなくて、 むしろふつうにPMとか向けの方が実はいいんじゃないかとか考えたりはするんですけど、机上の空論で終わってるっていう状況です。
komosyu
でも、たしかに本当に見た目が綺麗なデザイン作るのもすごい強いと思うんですけど、そういうのはFigma AIとかを見てたら、ある程度のものはもうすぐ作れちゃうんだなって思っていて、今聞いたようなビジネスの観点の思考を合わせると、またAIとはまた別の価値が作れるなっていうのはおもしろいなと思いましたね。
TOMOさん
自分たちの会社としては、デザイナーをたくさん採用していきたいではなく、頭を使って思考できる人が増えた方が理想なんだろうなって思ってたりするので、 手を動かすだけではなく、なぜこうしたのか?っていうところの文脈を強くして、それがその人のスキルセットになり、キャラクターになるように。
で、うちのメンバーも元々カメラマンだったんですけど、 今ではふつうにSaaSのBtoBでお客さんに対して説明責任を全部対応できるようなっているので、そういった意味では価値はあるんだろうなとは思ったりはしますね。
X(Twitter)やメディアでの発信に力を入れる理由
komosyu
いいですね。
すいません長くなっちゃって。
まだちょっといくつか質問させてください。
ちょっと またこれまでのキャリアとは別のところで、すごいTOMOさんのX(Twitter)での発信とか見て勉強させていただいてるんですけど。
あとメディアとか。
発信に力を入れられてる理由というか、そういうきっかけが何かあったのかなと思うんですけど、ちょっと聞いてもいいですか?
TOMOさん
うち会社全員メンバー社員なんですけど、交流会とか行ったら端っこにいるタイプなんですよ。
なので、会社やっている時に、やっぱり案件単価とかはどうしても会社としてあげなきゃいけないっていうところで、フリーの時だとなんとかなってたところがあるんですが、会社の場合だとあげる必要があるので、やっぱり交友関係だったりとか、認知度とか、ブランディングみたいなところが必要になるかなっていうところで、発信をやり始めたっていうのはあります。
アカウント自体は20年前からありますね。
komosyu
なるほど。
ちなみにX(Twitter)でいつも発信されてるようなのは、内容はいつもご自身が読んでるようなメディアとかブログをブックマークとかしておいて、その中からピックしておもしろそうだなっていうものを出されるんですか?
TOMOさん
そうですね。
視点としてはかな。
あんまり日本の記事流さないんですよ。
komosyu
たしかに海外の記事が多いですよね。
TOMOさん
あれはちょっと実は意図があって、日本の企業の場合だと体験談が多い印象なんです。
こういう検証した結果こういうデータが取られたからこういう考察になったみたいなところの論文ライクな表現があまりない印象なんですよね。
で、元々ずっと自分たちが疑問を持っていたのは、例えばSansanが成功しましたっていうのは、Sansanのシチュエーション、時代の背景と状況に応じて、それに対し最適なソリューションを提示してきたからこそ成功しているのであり、第三者がそれを真似してそのままうまくいくとは思えないので、 よりだからこそデザインに対しても再現性があるものを表現していきたいって考えると、日本のものよりも海外の方が論文に裏づけされているというのがありますね。
komosyu
なるほどですね。
ありがとうございます。
ビジネスとビジネスの方も一緒に考えられてると思うんですけど、 ビジネスの方の知識を得るための勉強というかインプットは何か特別なことされてたりするんですか?
TOMOさん
ちょっと今見せられないかもしれないですけど、読んでる本はデザイン以外の本も多いですね。
komosyu
経営学みたいな。
TOMOさん
はい。
経営戦略だったりとか。
あとは 心理学やシステム思考とか意思決定の方法とか。
デザインの本は最近はどんどん少なくなっちゃいます。
komosyu
そうなんですね。
この前の投稿でUXデザイン、情報設計とかのおすすめの本を紹介されてたの見たんですけど、ビジネスの方もよかったら今度教えてください笑
TOMOさん
CONCENTの時も実は必読書みたいなところはデザインの本じゃなかったんですよ。
全員が読むべき本として渡された本。
管理会計とかそういう本をまず読みなさいって言われましたね。
komosyu
へー、人事屋が書いた経理の本。
おもしろいですね!
TOMOさん
これは全員必読書でした。
多分、こういうところが見えてるからこそ、オオサキさんっていうデザイナーの役員の方は、 多分デザインチームがコストセンターにならないようにみたいな文脈で書いたりすることが多くなるなっていうのは思ったりしますね。
デザインストラテジストとは?
komosyu
ちょっと読んでみます。
ありがとうございます。
じゃあ、あともう1個聞きたかったのが、今TOMOさんのX(Twitter)の名前にこう、デザインストレストラテジストっていう名前になってるじゃないですか。
これはどういった経緯なんでしょう?
TOMOさん
そうですね、これはもう社員さんがこの方がいいんじゃないですか。みたいな、すごいアイデアベースだと思うんですけど、 最近自分のアプローチがUIデザインをします。というよりかは、 どういう顧客体験にして、どういう設計にすることで、将来的なコストを削減できるとか。
逆にこうすれば特徴性があるだったりとか、みたいなところのUIデザインを作る上での前提条件のデザイン戦略みたいなところの話をすることが多かったり、アプローチすることが多かったりしているので、 そういった文脈で仕事欲しいっていうところもあり、ストラテジストっていう表現していますと。
で、あとUIデザイナーっていう表現すると、他にもたくさんいるような状況なので、バッティングしやすいっていうところで、あえてストラテジストっていう表現をしていますが、ケースバイケースでサービスデザイナーと名乗ることもありますね。
komosyu
ありがとうございます。
たしかにデザインストラテジストの表現が合ってるかもしれないですね。
伝えたいこと
komosyu
じゃあ最後に全然何の影響力もないんですけど、宣伝と言いますか何かお手伝いになるような発信ができればなと思うんですけど。
会社のことでも個人のことでも何かあれば お願いします!
TOMOさん
はい。
ミーティングの録画を情報として管理・蓄積し、AIがプロジェクトごとの進捗やアクションを可視化・意思決定をサポートするサービスParrotを提供しているので、ご興味があればぜひお問合せください!
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました!
今回は以前からX(Twitter)の有益な発信を拝見させていただいていて、勉強させていただいていたTOMOさんとお話しさせていただきました。
ただデザインをするだけでなく、デザイン思考といった本質を捉えて頭を使って事業を成長させるための能力は、日々デザインをする仕事に携わる身としては習得したい能力だなと思いました。
今後Flowzさんの事業でBtoB向け教育サービスも楽しみですね!
また、今後のインタビューを受けてくださるデザインエンジニア、フロントエンドエンジニア、UIデザイナーなど画面周りに携わる方を募集しておりますので、こちらまでお気軽にご連絡くださいませ。